嵯峨島教会から一度港の方へ戻り、中村商店さんの手前の道を右折して直線を進むと千畳敷海岸へと到着します。アコウの木と並ぶ嵯峨島の代表的な見所スポットで、二つの火山が繋がって形成された嵯峨島を象徴する場所でもあります。 嵯峨島のアコウの巨木が張り付く崖と同じように、火山からの噴出物によって創り出される景観。まるで畳が幾重にも敷かれるように見えることから「千畳敷」と呼ばれ親しまれています。
男岳と女岳の接合部となっており、独特な奇岩を見ることができます。また、海蝕崖は島の成り立ちの歴史を感じさせます。岩肌の曲線模様も、吸い込まれそうになるような不思議なオーラを放ち、名所の魅力を引き立たせています。
日によっては荒々しく白波が立つ海をリアルに感じられる、文句なしのパワースポット。毎年お盆には県指定無形民俗文化財であるオーモンデーという念仏踊りもこの場所で踊られています。
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび