江川町
「こふひいや」を出ると、時刻はちょうど21時前。冷たい外の空気も、ホッと一息ついてポカポカになった身体に調度良い。北西方向の江川町の方へ進むと、昼間のイメージとは色を変えて少しネオン街の雰囲気に。
ビルから突き出した看板は、可愛らしくユニークなネーミングが目を引きます。
タクシーから降りて次の場所へ足を急がせる賑やかな人達。ビルの入り口にある提灯には「風林火山」。奥へ進むと、ちょっと薄暗いアンダーグラウンドな世界観に、スナックが立ち並びます。扉の向こうから聞こえるのは楽しそうな笑い声。ちょっと寄ってみようかなと心ざわつかせます。どこからか、渋い声で軽やかに歌う演歌が流れ、それにあわせて手拍子も。その場でうまれる妙な一体感で、皆一気に距離が縮まりそう。
江川町の坂を登ると、福江商店街へと続きます。
アーケード内の灯りの中を、次の店へ向かう人々が。まだまだ楽しめる場所がたくさんありそう。お決まりの観光ルーティーンから外れて、程よい明るさの商店街周辺を楽しむのだって全然あり!夜の街を、ただ「歩くだけ」いかがでしょうか?
住所 〒853-0006 長崎県五島市江川町
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび