“田ノ浦港から車でおよそ15分。折紙展望台へ向かう途中にある車海老の養殖場「拓水」。
平成8年にここ久賀島から始まった車海老の養殖は、今や、佐賀、山口、鹿児島、沖縄まで広がっています。遊休化していたこの場所は、かつての海老養殖場。先代が一目惚れしたそうで、なんと6万㎡もあるとのこと。水が濁っているように見えるのは、植物プランクトン。培養し直射日光が差し込まないようにしていて、養殖場の真ん中にある弁天島の腐葉土が大事な役目を担っているそうです。
ここでは卵を孵化させるところから行っていて、お歳暮時期には17センチ~18センチまで成長します。
海老は普段砂の中に潜っていて、夜に泳ぎ出す夜行性なので、餌やりは夕方4時と夜の8時。見学は自由なのでタイミングが合えば餌やり風景を見ることができます。五島の市場ではあまり見かけない車海老ですが、冷凍ならここで直接購入可能。発送手続きもできますよ。
住所:〒853-2172 長崎県五島市蕨町146-3
電話:0120-464-748
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび