五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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草スキーなら五島椿園!

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福江島のシンボル「鬼岳」の山頂に向かう道路を左に入り両サイドに植えられている椿の木を見ながら少し下ると椿園に到着。6ヘクタールの敷地に、やぶツバキのほか、約275品種・3000本の椿が植えられていて、2010年3月に国際優秀椿園に認定されました。1月から3月の椿の季節には珍しい椿がたくさん見れるこの公園の中央では、芝スキーが楽しめるようになっており、暖かい日は子供達の賑やかな声が響きます。


頂上まで上ると右手にそびえる鬼岳、前方には大海原が見え、その絶景にも感動。往復することで楽しみながら運動不足も解消できますね。緩やかな傾斜部分もあるので小さいお子さんも安心ですよ。ソリは常設してありますが、数に限りがありますので段ボールを持参するのもおすすめです。

住所:五島市上崎山町

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

遊具がいっぱい中央公園!

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スポーツが盛んな五島市。中心街から車で5分ほど坂を登った所にある五島市中央公園と市民体育館は、連日多くの運動好きの市民が利用しています。この広い敷地の中央には、遊具が設置された公園があり、年間を通しお子さん連れの家族が多く訪れます。


ブランコや滑り台をはじめ、砂場や雲梯、アスレチックなど、小さいお子さんから小学生くらいまで幅広い年齢層が楽しめる遊具がいっぱい。

車も通らず安全なので自転車の練習にも最適な場所です。
また公園の周りには常緑樹も多く、程良く日陰もあるので、元気に遊ぶお子さんを見ながらお母さんは安心して一休みできます。桜の木も多く植えられているので、春にはお弁当を持ってお花見はいかがでしょうか。少し高台にあるので見晴らしが良く、澄んだ空気が一層美味しく感じます。芝生に寝転んで深呼吸したくなる中央公園。おすすめですよ!

住所:五島市三尾野町266-1

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

【福江】平川陶器店

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文化会館前から商店街に入り最初の交差点を少し進むと左側にある「五島真珠・さんご 山弘」の並びにあるのは「平川陶器店」。

主に陶器の食器を取り扱うお店です。経営するご主人は3代目で、奥様と二人三脚で今に繋いでいます。創業者のおじいさまは佐世保出身。戦前から行商で来ていた五島が気に入り移り住んだのだとか。

店内に並ぶのは全国各地から取り寄せた陶器が主ですが、五島市のゆるキャラ「つばきねこ」や五島の市花木「椿」をモチーフにした陶器が、今人気を博しているとの事。作るのは五島在住の陶芸作家で、奥様のお姉さまである「温窯」さん。湯呑みやご飯茶碗などはどれも温かみのある作品でついつい手が伸びます。

中でもデザインが10種以上あると言う箸置きは、あまりの可愛いさに全種類のコレクターもいるほどの人気ぶりだそう。棚に積み上げられたおじいさまの代からあると言うレトロな陶器もよく見ると味があってとっても素敵。格安で提供しているのでお買い得ですよ。

住所:五島市中央町6-29
電話:0959-72-2910
営業時間:9時~18時(日曜日のみ9時~17時半まで)
定休日:なし

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

【福江】五島真珠・さんご 山弘

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文化会館前から商店街に入り最初の交差点を少し進むと左側にある「五島真珠・さんご 山弘」。

五島の特産品である真珠や珊瑚のアクセサリーのお店です。明治時代、珊瑚漁が盛んだった五島。今でも伝統の加工技術が守られ、五島を代表する工芸品としても有名です。特に富江は、珊瑚加工の名産地として知られていました。ここ山弘さんも、富江や上五島での商売を経て、14年前この商店街に店を構えました。店頭販売の他に、出張販売や港の売店などにも卸しているとのこと。

店内には高額なものから千円以下のものまで所狭しと商品が並べられ、中には珍しい「珊瑚の耳かき」も!珊瑚はツヤが命。修理やメンテナンスも行っているので、古いものも磨いてもらえばピカピカに蘇りますよ。

そして珊瑚は昔から幸運の海の宝石と伝えられ、身に付けると魔除け、厄除けになるそうです。五島の旅の記念に、おひとついかがですか?

住所:五島市中央町6-31
電話:0959-72-6414
営業時間:9時~18時
定休日:毎週日曜日(年始は1月2日から)

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

【福江】紳士服・婦人服 ヒロシ

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福江商店街の中心部、十八銀行の正面にあるのは「紳士服・婦人服 ヒロシ」。


昭和37年の福江大火の後、今の場所に移転したそうですが、創業からは60年以上にもなる老舗。

年に数回、島外から仕入れてくると言う豊富なサイズの作業服から婦人服、スーツや学生服なども置いていて、年代問わず多くの常連客に愛され続けています。

また店頭にズラッと飾られているカラフルな「ご当地Tシャツ」は今やこの店の代名詞のような存在。島民が1枚は持っているであろうこのTシャツ、きっかけはバラモンキング。

島外の参加者からの要望で作り始め、今やTシャツだけでなくパーカーやスタジャンも登場するほどの人気商品になりました。毎年、リニューアルされるデザインを求め、顔なじみの島外の選手も買いにきてくれるそうですが、版作りからプリントまでを当初から変わらぬ製法で自前でやられているのには驚き。五島弁や、ゆるキャラ、教会や遣唐使など五島ゆかりのデザインTシャツ、お土産にいかがですか?

場所:五島市末広町1-12
電話:0959-72-2835
営業時間:9時~18時 
定休日:毎週日曜の午後(年末年始は1月1日のみ休み)

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

 

富江散策!陣屋石蔵

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富江の貯蔵庫として350年以上前に作られた石蔵。当時は富江村をはじめ、宇久島、魚目、青方、椛島からの年貢を貯蔵していました。
石材は富江産玄武岩が使用され、隙間なく重なるよう加工された岩が、ブロックのように積み上げられています。
富江町の点滅信号から国道384号線を玉之浦方面に沿って登り徒歩3分、「総菜・弁当店 トントン」のすぐ先に「陣屋石蔵」の看板があります。

実は地元でも訪れたことのない住民が多く、レンガが敷かれた細い小道の先にひっそりとたたずむ重厚な石蔵はとても静かで雰囲気のあるスポットです。散歩がてらぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。お越しの際は看板をお見逃しなく。住所:五島市富江町富江
交通アクセス:福江港から車で約30分
問い合わせ:五島市富江支所 TEL0959-86-1111
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

【富江】 某~なにがし~

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富江商店街にある「某(なにがし)」は、2019年10月にオープンした串焼き居酒屋。連日、地元の方でにぎわう人気店です。


看板メニューは「熟成豚バラ焼き」。炭でじっくりと炙られた豚バラはうま味がぎゅっと詰まって、もう一杯!とついついお酒が進んでしまう一品です。

串焼きのほか一品料理も種類豊富、日によってメニューが異なるのは店主のご愛嬌。生ビールはもちろん、日本酒も多数揃えているので料理に合わせて選んでみてくださいね。

気兼ねなく話せる店主の深山さんは東京からの移住者。落ち着いた雰囲気ながらもユニークな人柄も人気の一つです。一人でもふらっと立ち寄れる「某」、富江観光の〆にぜひどうぞ。

住所:〒853‐0201 五島市富江町富江210
営業時間:午後5時~11時
定休日:火曜
TEL:080-3248-1229
交通アクセス:福江港から車で約25分
Instagramはこちら→https://www.instagram.com/nanigashi_tomie/

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

【富江】ラーメン敏

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五島でおいしいラーメンが食べたい!と思ったら、ここ「ラーメン敏」へどうぞ。平成10年創業、開店前から店先には列ができるほど地元でも愛されているラーメン店です。

カウンター越しにリズムよく中華鍋を振る大将が訪れる地元住民や観光客を笑顔で迎えてくれます。

人気メニューはプリッとはじけるえびと柔らかいチンゲン菜がたっぷりのった「えび塩」。そのほか、豪快な角煮が食欲をそそる「みそ」や「とんこつ」、「ごま辛子」などバラエティ豊かなメニューはどれもおすすめです。福江方面から向かって右手にある「温泉センターたっしゃかランド」の先の『宮下』のバス停が目印。バス停のすぐ横にある鳥居を抜けた右手に店舗があります。

住所:〒853-0202 五島市富江町松尾671
営業時間:午前11時~午後2時/午後5時~8時
定休日:火曜
TEL:0959‐86‐2845
交通アクセス:福江港から車で約25分

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

【富江】ワンダートランクトラベルベーカリー

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2019年2月オープン。古民家を改装したベーカリー「wondertrunk&co. travel・bakery」では、朝8時からパンの焼ける香ばしい香りが店内に広がります。

職人が一つひとつ丁寧に作り上げるパンは、噛むほどに小麦の香りがじわっと広がり、練り込まれたドライフルーツやナッツの甘さがおいしさをより引き立たせます。

店内では、パンとともに長崎のカリオモンズコーヒーの豆を使用した淹れたてのコーヒーやハニーラテなどを味わうこともできます。もちろんテイクアウトもOK。

また、こちらでは自転車や電気自動車のレンタルもスタートしています(1時間 1,000円~)。自然広がる田尾から美しい五島の景色を体感してみてください。

住所:〒853-0203 五島市富江町田尾1302
営業時間:午前8時~午後4時(完売次第終了)
定休日:水曜、木曜、金曜
TEL:0959‐86‐3151
交通アクセス:福江港から車で約25分/バス停 田尾より徒歩1分
Facebookはこちら→https://ja-jp.facebook.com/wt.goto/

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

第24回 五島で輝いている人

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大﨑たたみ店 畳一級技能士 二代目 大﨑一さん
新上五島町の玄関口のひとつ、奈良尾港からほど近い海沿いに、50余年の歴史をもつ「大﨑たたみ店はあります。今回ご紹介するのは、畳一級技能士の資格を持つ、大﨑たたみ店の二代目である大﨑一さんです。

父親から受け継いだたたみ店

「上五島へ戻ったのは25歳の時です。30歳の時に父親が亡くなり、この大﨑たたみ店を継ぐこととなりました。」

お店へお邪魔し、真っ先に目に入ってきたのは、様々な柄の畳の「へり」。こんなに種類があるの?と目移りしてしまうほどです。しかしこの豊富なラインナップがあるのは、大﨑さんのある想いがあったからこそのこと。

「店を継いだ時、畳のへりの種類が、たったの4種類しかなかったんです。単純にこれでは選ぶ楽しみがなくてつまらないな、と思いました。畳選びはお客様の好きなように、自由にしていただくことを大事にしています。」

畳のイメージとは少し離れたカラーリングのものや、今や五島の代名詞といってもいい椿の花をあしらったもの、洋風柄のもの……。い草とへりを組み合わせ、更には畳の敷き方までもかけ合わせると、畳といっても本当に無限大の選択肢がありました。

二代目となった大﨑さんは、全国の畳店からへりを仕入れるなど、選ぶ楽しみとともに畳をより身近なものにしたいという想いでこれまでお店を営んできたといいます。

 

若い世代とのふれあい

「自分の家を建てることになったという若い人が畳の相談に来てくれますが、最近ではあらかじめ畳のイメージや、自分なりのこだわりを持っている人が増えましたね。情報発信はもちろん、地域イベントでの物品の販売、お客様との交流を自分のスタイルとして大事にしてきたので、その効果もあったのかなと感じています。」新築の家の和室に、ぜひ大﨑さんの畳を!という若者もたびたびいらっしゃるようで、相談しながら「こんなのやってみようか」と楽しみながら和室をデザインしていくそう。「4年前からは、地元の中五島高校の生徒さんから、畳のへりのデザインをしてもらっています。そのお礼の卒業プレゼントとして、卒業生にペンケースと名刺入れをプレゼントしています。」実際に高校生がデザインしたというへりを見せていただくと、GOTOという文字と、五弁の椿の花、五島列島の形が表現された素晴らしいものでした。「畳をもっと身近に」という大﨑さんの想いが色濃く現れている活動のひとつのように感じました。

畳の材料で作るこだわりの小物たち

大﨑たたみ店には、畳の素材を使った小物が、店内に数多くありました。

「小物作りを始めたのは約10年前になります。最初の作品は、椿の柄の名刺入れでした。試作品をモニターの方に実際に使用してもらい意見を聞き入れ、改良をしてきました。例えば名刺入れの場合は、名刺の枚数がもう少し入ればいいよね、ということだったのでそういった部分の改良です。他の小物についても、日々改良を重ねていますし、新しい柄のものなどを流行りに合わせて作っています。」

名刺入れを始め、小銭入れ、ペンケース、キーケース、財布……。生活に欠かせない小物が畳と結びつくことで、改めて日本人であるということ、そして畳という先人の知恵、素晴らしい文化があることを再認識させられます。日本好きな外国人の方のお土産品としても、良い記念になること間違いなしです。

「財布なんかは、店内にある材料で好みのものを指定してもらって、中の造りの要望も聞くので、フルオーダーメイドで作ることができますよ。」財布といえば皮素材のものもポピュラーですが、フルオーダーメイドでまさに世界に一つしかない、畳の材料でできたものも素敵ですね。

なんとなく、決まったルールやしきたりがあるように感じていた畳の世界。大﨑さんのお話をお聞きして感じたことは、「畳は自由である」ということ。私たちがこれまで生活の中で接してきた畳というのは、ほんの一部のものだったのかもしれません。みなさんも、ぜひ一度大﨑たたみ店で畳の新しい楽しさというものを感じてみてください。

【取材・執筆・掲載】fully編集部

fullyGOTO2020秋号掲載