五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

ホーム ブログ ページ 41

ワンダートランク サイクリングコース③

0

黒瀬の山道

五島市立盈進(えいしん)小学校付近から森の方に入っていくと、車では入れないほど細く、アスファルト舗装もない道に入って行きます。

まさにオフロード。マウンテンバイクに乗りサイクリングをしていると、自然とこういった悪路を求めてしまいます。ガタついた地面に、枝や大きな石がゴロゴロ転がっているため、真っ直ぐ進むのがやっと。体に木の枝や、葉を受けながら先に進んでいき、マウンテンバイク初心者にはハードではありますが、普段ただの移動で自転車に乗る感覚とは全く違っていて、とても楽しい体験をする事ができます。

ガイドが丁寧に悪路走行の仕方もレクチャーしてくださるので、安心して悪路走行を楽しむ事ができ、スピード感と、障害物を乗り越える感覚は非常に爽快。まさにサイクリング、と言えるとても魅力のあるポイントです。

長崎県五島市黒瀬

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ワンダートランク サイクリングコース②

0

黒瀬漁港付近

富江町黒瀬にある黒瀬漁港付近は綺麗な海をはじめ、川も流れていて、住宅も多いので、ゆったりとした港町の雰囲気を感じる事ができます。ゆっくりとサイクリングを楽しむにはもってこいの場所。ここからそのまま海岸線をサイクリングすることもできますし、森の方へ向かい悪路走行を楽しみに行くこともできます。

この黒瀬漁港はかつて捕鯨基地だったことから、碑などが現存しています。捕鯨に関する解説プレートもありますので、一度自転車を降りて、黒瀬漁港の歴史、捕鯨に関する記述を読んでみるのも面白いです。漁港には、砂利や草が生えているスペースがあるので、サイクリングで悪路走行をする前にこのスペースを利用して練習しておくと、実際に悪路を走る際も安心して挑戦できます。
五島市富江町黒瀬
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ワンダートランク サイクリングコース①

0

wondertrunk&co.travel-bakery

富江町田尾にある「wondertrunk&co.travel-bakery」は、ハード系のパンと、美味しいコーヒーが売りのパン屋さんです。古民家をリノベーションして造られた店舗はシンプルで、古き良き部分を残しながらも、どこか新しさのある洗練されたデザイン。


実は、「wondertrunk&co.travel-bakery」はパンや、コーヒー以外にもレンタルバイクのサービスも行っており、ガイド付きのサイクリングツアーも行っています。本格的なマウンテンバイクに乗り、初心者には優しいコースを、本格的にオフロードを楽しみたい方には、ハードなコースを案内していただけます。

サイクリングをする事で、普段何気なく見ていた風景も、違った景色に感じる事ができ、新たな魅力を発見する事ができます。今回はサイクリングツアーのコースの1つをご紹介します。コースはガイドのウィルさんが、お客さんに合わせて考えてくれます。

wondertrunk&co.travel-bakery
定休日:水・木・金
営業時間:8:00〜16:00
電話 0959-86-3151

【取材・執筆】fumoto

【掲載先】五島の島たび

ジオパーク写真パネル展 五島観光歴史資料館

0

最近よく耳にする「ジオパーク」とは?
日本ジオパークの令和3年の新規申請を目指している五島市。この土地に残るいくつもの歴史溢れる美しさと、学術的価値を知ってもらうため、五島観光歴史資料館では「ジオパーク写真パネル展」を開催中です!

五島列島ジオパーク推進協議会が掲げるジオサイト候補地を、文化財的な観点から写真パネルで紹介しています。資料館入口のロビーには、ジオパーク構想の床地図が展示されており、写真パネルと位置関係を確認しながら楽しむことができます。

通路側の写真パネルでは、歴史を紐解き、武家屋敷通りや六方海水浴場などを含む24箇所を紹介。ビーチロックなどの展示もあります。様々な岩石のコーナーでは、色んな岩石を磁石にくっつけて、違い感じることができるので、お子さんも楽しむことができますよ。

1階ロビーと通路については、無料で入館できます!10月25日(日)まで開催しているので、この機会にぜひお立ち寄りください。
■開館時間:午前9時〜午後5時まで
■五島観光歴史資料館(電話:0959-74-2300)
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島市役所|Facebook

 

 

五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2020冬号 表紙の顔

0

fullyGOTO2020年冬号 表紙の顔 切江 夏妃さん

今回、冬号の表紙を飾ってくれたのは、島diningとらや勤務の切江夏妃さん21歳。上五島生まれで高校卒業も地元に残り就職しました。今年成人式を迎えたばかりの小柄でフレッシュな女の子です。職場ではホール業務をこなし、毎日お客様が笑顔になってもらえるよう奮闘しています。10年続けているダンスを今も大切にしており、毎週のように練習に取り組んでいます。

やりがいを感じる毎日

『島diningとらや』のホールスタッフとして働く切江さん。オープンから1年半の新しい店舗ですが、毎日やりがいを感じながらお仕事に取り組んでいるといいます。「もともと人見知りなんですが、接客の仕事がしたいという思いから、オープニングスタッフとして入社し、働かせてもらっています。今の職場の良いところは、とにかく雰囲気が良くて居心地も良く、働きやすいところです。年齢的には私が一番年下ですけど、スタッフのみなさんが仲良く笑顔で毎日働いています。最初のうちは人間関係での不安はありましたが、今はそんなことはなく、自然に笑顔が出るようになりました。以前よりもお客様に対して、より良い接客ができているのかなぁと自分では思っています。自分ひとりではこうはいかなかったかもしれないので、社長をはじめ、一緒に働いているスタッフのみなさんに日々感謝しています。」「今個人的に頑張っている業務は、SNSでの情報発信です。『とらやの料理は映える』と私は思うんです。それでいてもちろん美味しいです。もっとたくさんのお客様に来ていただいて、とらやの料理を味わってほしいので、定休日以外はほぼ毎日、SNSでの発信をしています。美味しく見えるように、光の調整をしたり撮影する角度にこだわってアップしているので、ぜひみなさん、フォローをお願いします!インスタ、Facebook、LINEで『島diningとらや』を検索していただけるとうれしいです。」

大好きなダンスと自分

仕事にももちろん全力投球の切江さんですが、小学校3年生の頃から続けているダンスは、自分らしくいるための大切なものだそう。「島内のダンス教室に入ったんですが、周りもやっていたからとなんとなく始めたというのがきっかけでした。中学生の頃、叔母がヒップホップを踊っている姿を見て、カッコいいと思い、私もこのジャンルが踊りたいと思いました。そこからは自分流でヒップホップを勉強して、今ではチームも作っています。町内でのイベントに参加して色んな人に自分の踊りを見てもらって、『カッコよかった』と言われるのが一番モチベーションに繋がります!人見知りだと自分では思いますけど、ダンスのときは恥ずかしいとか、全く思わないですね。ダンスのときの表情がすごくいいねと言ってくれる人もいるので、これからもどんどんイベントには参加していけたらいいと思います。」

五島に住んでいて思うこと

高校卒業後、多くの若者が島外へ進学したり、就職したりする中、切江さんは地元である上五島へ残っています。五島にいて感じることや、将来のことを若者目線で教えていただきました。「高校卒業後に、ダンスの専門学校へ通うことも考えましたが、結局島内で就職しました。都会への憧れがないのかと言われると、やっぱりそれはありますね。大好きなダンスを学びたいという気持ちは今もありますし……。でも諦めている訳ではないし、今はできることから取り組んでいかなきゃと思っています。五島に住んでいることを活かして、五島の綺麗な自然や場所をバックにダンスをして、それを動画サイトで発信していけたらなんてことも、少し考えています。」

自分と五島のこれから

「最初のうちは緊張もありお客様と上手く会話できなかったり、恥ずかしさもありましたが、1年半今の職場で働いて、今はお客様に笑顔になってもらいたいという気持ちが強くなりました。ファミリー層のお客様もたくさん来てくださいますが、特にお子さんに楽しんでもらえると嬉しいし、可愛いなぁ~と思います。最近ではいつもおもちゃをあげるから、私のことを『おもちゃのお姉ちゃん』と言ってくれる子がいて、なついてもらって本当に嬉しいですね。とらやには観光客の方も多く来店されるので、上五島の情報もしっかりとお伝えできるように普段から意識しておきたいです。これからも自分なりのやり方でお客様を笑顔にしていけたらと思います。」「大好きなダンスももちろん続けていきます。ダンスの指導をする立場になりたいとは今は考えていません。もっと技術を身につけて、たくさんの人に見てもらって、五島のイベントを盛り上げていきたいです。特に上五島は若者が集まれるような場所やイベントが少ないのが課題のひとつだと思うので、ダンスで若者同士の交流ができたらいいなとも思います。あとは下五島にもダンスチームや教室があると聞いているので、そちらとの交流も視野に入れながら、ダンスの輪を広げていきたいです。」楽しい仕事と、大好きなダンス。二本の柱で上五島でのライフスタイルをきっちりと確立している切江さん。まだまだ自分を高めていきたいという前向きなエネルギーを強く感じました。これからも自分が輝くことのできるステージを目指して突き進んでいってほしいと思います。

第25回 五島で輝いている人

0

菊谷造船所 菊谷友彦さん
魚津ヶ崎の入江に、70 年続く造船所があります。今回ご紹介するのは、この菊谷造船所の菊谷友彦さん。祖父・父と続くこの造船業を絶やさぬために、三年前この島に帰ってきました。

周りの声を後押しに
「父の調子が悪くなってしまって、帰ることを考え始めました。就職して尚更︑実家の造船業の技術は素晴らしいんだなという事を実感していたので、後継がいないことがもったいないなとも思っていて。ただ、最後の後押しをしてくださったのは、周りの漁師さんたちです。
残して欲しいという想いを強く感じて、五島に帰ろうと決意しました。」とはいえ船造りは初心者、仕事の中で学びの毎日のよう。


身近にあった物づくりの世界
高校まで岐宿町で育った菊谷さんは、大学進学で福岡へ。そこで機械工学を学びます。家業は造船業。生まれた時から『ものづくり』の現場が身近にあったこともあり、車メーカーに就職し設計に携わっていました。「車と船で、設計の進め方など共通する部分も少しあります。
ただ作り方など全然違いますし、現場でしか得られないことも多くて。今は一生懸命技術を取得する日々です。」技術を継承するには、目安十年。
先々では、和船技術も覚えたいと、目標が尽きることはありません。

今の担当はFRP船
完成形の船を見ることがあっても、製作過程を見るのは初めて。工場には、製造途中の船がありました。「今自分が担当しているのは、FRPという素材を使う船です。FRPは繊維強化プラスチックのことで、身近な物だとお風呂に使われたりします。船の型に合わせて、成形していくのですが、季節や天気によって固まり具合が変わるので、そういった感覚を体得する事も大変であり、大切な技術です。」この技術を買われ、長崎大学教授が行っている研究では、潮流発電装置のFRP部分の製作協力も行っています。船造りをきっかけに、FRP素材加工の技術を他分野展開する事も今後の取り組みとして視野に入れているそう。

船を診るのも大事なお仕事
「船はメンテナンスも大切で、大体半年に一度のペースで点検や清掃作業をするのが一般的です。船底に、付着するフジツボなどを取り除いたり、塗料の塗り直しをしたりします。破損の修理もあるので、年間通して常に船がドックにあります。」造る仕事だけではなく、使用過程の様々な局面でも、菊谷さんたちの存在は重要です。

港の景観を作り出す船の存在
島で暮らしていると、普段から何気なく目に入っている船が並ぶ港の風景。朝日や夕暮れ時、青い海の背景などの中に、船の存在は素敵なアクセント。ただ、近年この光景にも変化もあるそう……「自分たちが作った船が使われなくなり、傾いた様子を目にするようになってきて。寂しい想いと共に、美しい景色が自慢でもある五島の港がこれではいけないと感じました。そこで数年前から船の廃棄業も開始し、廃船を解体し、素材・部品のリサイクルを行っています」

船に乗る人の人生と共に
「一番好きな瞬間は、船を下し、送り出す時。やはり自分が携わった船が出来上がり、海に浮かび進んでいく瞬間は嬉しいです。『どんな荒波も乗り越えて行けたよ!』と言ってくださる時は、余計に嬉しく達成感があります。」製造してもらうところから、メンテナンス、そして廃棄に至るまで船の一生に携わるお仕事。車や家との違いは、その付き合いの長さにもあるような気がします。船に乗る人の人生と共に歩む船職人は、五島で大切な漁業を支える貴重な存在。変わらぬ港の風景を守るためにも、絶やしてはいけない職であると感じました。

菊谷造船所
電話:0959-82-0102
営業時間:8:00 ~ 17:00

住  所:〒 853-0701
五島市岐宿町岐宿1579-1
休  日:日曜日

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2020冬号

 

五島でがんばる団体応援 上五島MARKET

0

「上五島MARKET」ってどんな団体?

ハンドメイドで五島を盛り上げたい!
20代から50代の子育て真っ最中と子育てを離れた主婦兼ハンドメイド作家4人で立ち上げたチームです。4人がそれぞれの得意分野を活かし、インフォメーション・ディスプレイ・フライヤーデザイン・トータルアドバイザーの4つの役割を担い、イベントを重ねるごとに改善点や次回に向けての案を出し合って、お客様に毎回楽しんでいただけるイベントチームを目指しています!

主な活動内容は?

島内・島外のハンドメイド作家さんを主に募り、年に2回イベントを開催しています。島内で活躍している作家さんにスポットを当てることはもちろんですが、島外の作家さんに出店してもらうことにより、新しい風を取り入れてもらっています。
また、ハンドメイドに興味のない方やご家族連れの方にも楽しんでいただけるように、リラクゼーションやワークショップブースを設けたり、飲食店の店舗にも参加をしてもらい、毎回30~40店舗が出店して下さっています。
『上五島でこんなイベント今までなかった!』とたくさんの方から言ってもらえることが私達にとって一番の褒め言葉です。自分たちでイベントを主催するだけでなく、お誘いいただいたイベントに出店者側としても参加させていただいています。

メンバー募集してます

毎年春と秋に石油備蓄会館のアリーナ会場でイベントを開催しており、
毎回開催時の2~3ヵ月前にFacebookやInstagramで募集を募っています。(現在はコロナウイルス予防に務め活動を自粛しています。)

連絡先:上五島MARKET
【掲載先】fullyGOTO2020冬号

 

新型コロナウィルス退散祈願地域活性化イベント (五島港公園)

0

10月11日(日)五島港公園にて、新型コロナウィルス退散祈願地域活性化イベントが開催されました。体表面温度検知システムやアルコールも配置され、感染症対策の上でのイベント。開始の13時半から夜の花火まで、多くの方が足を運びました。

ステージでは、保育園の園児から大人まで、演奏やダンスを披露。「コロナで大変な中、日頃お世話になっている五島市の皆さまに恩返しがしたい」という、五島高校の吹奏楽部の生徒さんの踊り付きの演奏には、観客席の皆さんも沢山の手拍子で応じていました。

参加した親子は、「今年はお祭りが全くなかったので、とても有り難く、嬉しいです。お祭りやイベントの大切さを実感します」と、楽しまれた様子。
来年こそ、ねぶたが練り歩く福江まつりが再開することを願います。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島市役所|Facebook

万葉公園の彼岸花

0

白良ヶ浜万葉公園では、彼岸花が見頃を迎えています。彼岸花は、曼珠沙華とも呼ばれており、秋のお彼岸の時期に咲く花として知られています。

万葉公園を赤色に染める中、ポツポツと黄色の彼岸花も咲いていて綺麗でした。一番古い彼岸花の登場は、柿本人麿呂が、万葉集の詩の中で謳ったのが、初めだと言われているそうです。

昔も今も変わらず咲き続ける彼岸花。どこか切なく静かで儚い気持ちに浸りました。

国道からも眺めることができますが、万葉公園の中の道を散歩しながら見つけるのも素敵な時間になるかも?


【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島市役所|Facebook

鹿革のレザークラフトストラップ作り

0

7月12日(日)、福江武家屋敷通りふるさと館で、鹿革を使ったレザークラフトストラップ作り体験が行われました。講師は、玉之浦支所の野澤努さん。長崎にゆかりのあるシーボルトが、標本にするため手にしたと言われている「ニホンジカ」は、玉之浦に生息している鹿の種類と同じであることを説明し、鹿革の歴史をより身近に感じながら、レザークラフトに挑戦!

鹿革に穴を開け、電子ペンで文字やイラストを描き、留め具で止める作業は、大人から子供まで楽しむことができ、参加者の方は「革が柔らかく作りやすい」「とても簡単だった」と大満足の様子でした。

電子ペンを使った作業は初めてだという方も、名前入りや愛犬のイラストなど個性溢れた作品に仕上げており、ご家族へのプレゼントに持って帰ると話しておられました。「クラフト作り」は、玉ノ浦の古民家松ノ下で第3土曜日に体験できるので、ぜひ鹿革を使ったクラフトを体験してみてください。
野澤さんによると、高齢者の方が鹿革で赤ちゃんの「ファーストシューズ」を作り販売し、「生きがい」や「最後まで手を動かして人間であること」を感じてほしいと、高齢者から赤ちゃんへ繋ぐ「福祉のバトン」プロジェクトを進めようとしているとのことです。


シーボルトが見つけた一つの歴史が、大きな将来の生きる生きがいや希望になりますように。
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島市役所|Facebook