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ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑨

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幾久山にある神社

岐宿町の二本楠地区から、折口トンネルを抜け玉之浦方面へ。県道沿いの最初の集落、米どころとして知られる幾久山には、苔むした参道が美しい「大山祇神社(オオヤマズミジンジャ)」があります。

県道から少し脇道に入ると、田んぼに囲まれた森の入り口に小さな鳥居があります。そこから続く参道の両脇には大木が生い茂り、その先には守られるように佇む小さなお堂が。

木々に囲まれているため、日差しが柔らかく、晴れていてもしっとりとした雰囲気で、その神聖な空気感に吸い込まれてしまいそう。

ゆっくりと歩いてひとまわりすると、苔に覆われた参道や石灯篭、落ち葉やもみじの枝など、細部に及ぶ自然の造形美に、心も体も少しずつ鎮静されて行くような感覚になります。

ぜひ自分なりのアングルで写真を撮ってみて下さい。

住所:長崎県五島市玉之浦町幾久山438番

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑧

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一の河橋からの川の眺め

岐宿と福江をつなぐ旧道沿いにある「一の河(いちのこ)橋」。五島の主要河川「一の河川」に掛けられたこの橋からの川の景色は絶景です。

森の中をまっすぐに突き抜けるように流れる川の景色は、島内ではここでしか見られないと思います。橋の真ん中に立ち、川上を見ながら流れる水の音を聞いていると、不思議と心が落ち着くので、疲れた時などおすすめの場所です。

この旧道には、「大阪峠」と呼ばれる急峻な峠があり、トンネルができる前は雪の日など危険な道でした。今は利用する人はほとんどいませんが、木々に囲まれた、のどかな里山風景が見られるので、ぜひ一度通ってみてくださいね。

地図:五島市一の河橋

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

 

 

 

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑦

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戸楽海岸

福江の市街地から車で5分ほどで行ける戸楽集落。この小さな港町の防波堤の向こうには、ワクワクする景色が広がっています。小さな階段があり岩場に降りれるようになっていて、隠れた釣りスポットにもなっています。

陸側に広がる色んな形の巨岩は、まさに波が作った岩石アート。写真に撮ってみると顔に見えてきたりもします。

陸から海に広がる磯場の景色はまた圧巻で、亀裂があったり小さな穴が空いていたり。水たまりにいる生き物探しも楽しくて、夢中になってしまいますが、磯場は滑りやすいのでお気をつけ下さい。中でも、石が波によってくるくる回り作ったと言われる直径50センチほどのポットホールは見ものですよ。

まさに天然のいけす。その昔、五島のお殿様が釣り堀に使ったという逸話も残されています。

場所:長崎県 五島市松山町319

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑥

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富江の旧道

五島市には、トンネルができた事であまり利用されなくなってしまった景色の良い海岸線の旧道が、あちこちに残されています。

福江と富江を結ぶ旧道もその一つ。富江の田尾海岸から増田トンネルに入らず、右側の旧道へ進むとすぐに、海沿いに、白くて短いトンネルがあります。海側は幅広い縦の格子状になっているので、白に縁取られた海と空、その先の富江の町や黒島が一層美しく感じられます。

まるで額縁に入れたような写真が撮れますよ。


 また太陽の光が海側から射す午後からなら、道路に伸びた横断歩道のようなシマシマの影が、映え写真に一役買います。

澄んだ海の色や、ゴツゴツした岩場もアクセント。そのまま旧道を進めば県道に合流するので、ぜひ海岸線ならではの清々しい景色を見ながら旧道ドライブ楽しんでみて下さい。

場所:長崎県五島市富江町田尾

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑤

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富江小学校のアコウの木

五島市内の各所で見かけるアコウの木。県指定の文化財になっている、樫之浦や玉之浦のアコウの木は、別名「締め殺しの木」と言われるにふさわしい、おどろおどろしい姿・・・ですが、富江小学校のグラウンド脇に植えられているアコウの木は、文化財でこそ無いもののかなり立派!

しかも巨大ブロッコリーみたいに、フォルムがかわいいのです。

幹もしっかりどっしりしていて、丸く茂った緑の葉っぱや枝を支えている姿は、いつ見ても安心感を与えてくれます。

同じ敷地内にある、背が低く枝葉が横に伸びたアコウの木も、面白い形なのでぜひみて欲しいです。

アコウ越しの校舎、アコウと青空など自分なりのアングルを見つけて下さいね。

場所:長崎県五島市富江町富江111

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット④

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富江丸子海岸

富江町の可愛い名前の集落、丸子地区にある「丸子海岸」。保尾神社の正面から海岸へと続く小道の先には、海を見守るように小さな鳥居が建っています。

鳥居をくぐると最初に見えるのは、頭が伸びたキューピー島!(津多羅島)。足元には角の取れた丸っこい石が長い海岸を埋め尽くしています。様々な形のカラフルなこの石は、波によってた高く積み上げられているため、しゃがむと一瞬海が見えなくなります。小石の上に空!という不思議な光景なので、写真に撮ると面白いですよ。

また波打際が砂ではなく小石なので、波の打ち寄せる音がシャラシャラとリズムを奏でます。ツルツルした石の感触と、心地良い波の音。いつまでもここに居たい気分にさせてくれる丸子海岸に、ぜひ行ってみて下さい。

場所:長崎県五島市富江町長峰3881

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット③

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キューピー島(津多羅島)

玉之浦の大宝地区から富江へと続く国道384号線。海岸線を走るこの道路沿いから見えるのは、通称キューピー島と呼ばれる「津多羅島」(つたらじま)。

キューピー人形が仰向けに寝ているようにみえることから、こう呼ばれています。大宝から富江線に入ると最初の登りカーブから見え始めますが、富江に近づくにつれ少しづつ頭が伸びていく様は、見ていてとても面白いです。

最後はキューピーの頭から伸びた細い砂浜らしき陸地と、とんがった小島がポツポツと続いていて、どうやってできたんだろうと不思議な気持ちで眺めてしまいます。五島の旅の記念に、ぜひ五島のキューピーと一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

場所: 長崎県五島市富江町長峰

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット②

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大瀬埼灯台付近の景色

五島市を代表するの観光スポットである大瀬埼灯台。断崖絶壁にそびえる白亜の灯台は見下ろすのもいいですが、ぜひ見上げる灯台も楽しんで欲しいです。展望台のある場所を通り過ぎ、道の突き当たりまで行くと、椿ロードと呼ばれる遊歩道があります。そこから歩いて20分ほど下ると、灯台のたもとまで行く事ができます。

 水平線がどこまでも続く外海の景色は圧巻。また小道を歩いて断崖のそばまで行けば、五島の土台となる地層、五島層群を間近に見る事ができ、その上にそびえる灯台が一層逞しく感じます。「すごい」という言葉しか出て来ないこの場所。ぜひ行ってみてください。展望台からの眺めとはまた違った、映える写真が撮れますよ!

場所:長崎県五島市玉之浦町玉之浦

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット①

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海を向いて立つ白鳥神社

その昔、神の化身として現れた白鳥から名付けられたという、玉之浦地区にある「白鳥神社」。その名にふさわしく可憐な神社です。玉之浦トンネルの手前から旧道に入り、ゆるい上り坂を少し行くと神社への入り口があります。細い山道を下ると海岸に出ますが、その対岸の高台に、海を望むように鎮座するのが白鳥神社。

  急な階段を登り、来た道を振り返ると、鳥居と水面が織りなすなんとも美しい景色が。森に囲まれ苔むした境内は神秘的で、時折走る船のエンジン音と潮の香りがなんとも心地良い空間です。またここには狛犬ならぬ狛馬?が置かれているのですが、勇壮な立ち姿に対し、正面からみるととっても可愛い顔をしています。白鳥神社に行ったらぜひ正面に回って、その愛くるしい顔を写真に収めて下さいね。

場所: 長崎県五島市玉之浦町玉之浦1629番地

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

一人旅でロングステイ⑩

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一登

 五島市役所から徒歩で約2分。五島に来たなら、魚料理を食べたい!趣のある外観に惹かれ、のれんをくぐると笑顔が素敵な山内夫婦が営む「旬鮮喰間 一登(しゅんせつしょっかん いっと)」。

 店主の山内さんは、物心ついた頃からおじいさんと漁へよく行っていたので、いつしか夢は漁師か料理人。高校卒業後、まずは料理人を目指し島外へ出ます。経験とワザを磨き、関西で4店舗の名店の料理長を任されるほどに。その後、福江島へUターンし「一登」をオープン。2021年10月1日でまる6年を迎えました。

 一登では、朝地引網で漁れた魚をメニューにしているので、とっても新鮮。これこそ絶品の秘訣。なんと山内さん自身が、朝4時頃から漁に出て、かかった魚をそのまま料理に用いているんです。もちろん本日の美味や、居酒屋メニューはありますが、なんといっても「魚料理」をオーダーしないと後悔すること間違いなし。

 「お客様が、満足してお腹いっぱいに満たされてほしい」というのがモットー。

 予約時に食べたいものがあれば、叶えさせてあげたいと想いが強く「カニが食べたい」「松茸が食べたい」となればお取り寄せをしたり..。

 その日によっては、1人前が食べきれないくらいに量が多かったり..。なんとも贅沢!

 アットホームな山内夫婦のノリにリピーターが続出しているそうです。実は、2018年に放送された、千鳥の「相席食堂」で千原せいじさんが相席した場所のひとつとして、紹介されていました。誰かに教えたい…でも、ちょっと秘密にしたい。しっぽりしたい夜にぜひ寄ってみませんか? 

一登(いっと)
住所 長崎県五島市福江町12-1

電話 0959-74-6050

休日 不定休

(鍋、刺身盛り 要予約 お目当ての魚がある場合は予約時に要確認)

割と土日が空いてるかも!

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび