五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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しま味彩

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一番どりが引越して、新しく店舗名が「しま味彩」となりました。

料理も焼き鳥から串揚げに変り、その他魚料理も増えて、五島地産地消をめざし、皆様にも五島の「おいしい」をご提供致します。また、会社の大事な商談などにも使って頂く為に、さらに料理もバージョンアップし、おいしく仕上げました。
どうぞ、新しい一番どり改め、「しま味彩」をご利用下さいませ。

メニュー

◆ 串揚げ
◆ 刺身
◆ 魚料理
◆ ジビエ料理(予約制)
◆ 一品料理
◆ 馬刺

店舗情報

TEL 0959-75-0551
住所 五島市末広町2-2
支払方法 現金、paypay、カード
営業時間 17:30~23:00
休み 日曜
平均予算 4,000円前後
駐車場 あり(隣 コインパーク)

 

野母商船株式会社

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店舗情報

TEL 福岡支社:0570-01-0510 FAX:0922-71-7152

長崎支社:0958-22-0121 FAX:0958-22-9625

住所 福岡支社 〒812-0021 福岡県博多区築港本町220番地博多ふ頭第2ターミナルビル

長崎支社 〒850-035 長崎県長崎市元船町17番地3号

HP http://www.nomo.co.jp/

 

カラリト五島列島

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「カラリト五島列島」2022年8月にOPEN

~飾らない自分にかえる、晴れやかな時間を~

「カラリト五島列島」とは?

「カラリト五島列島」は、福江島の大浜地区にオープンするホテルやカフェ、レストランなどから構成される滞在施設です。大浜の広大で美しい海を目の前にした全48室(収容人数117名)のホテルが今年の8月に新たに誕生。2名定員のツイ ンルームを始め、3名定員のロフトルーム、5名定員のメゾ
ネットルームなど、幅広い客室をご用意しております。ぜひご期待ください。

ホテルに懸ける想い
ホテルとは単なる寝所ではありません。ホテルを通じてその
地を知り、文化と出会い、食の魅力に顔をほころばせ、人との交流で心があたたかくなる。提供したいのは、飾らない自分にかえる、晴れやかな時間」です。

運営会社である株式会社カラリトは、「カラリト五島列島」を通じて、訪れる全ての人に決して飾ることのないありのままの五島を伝え、何度も何度も足を運びたくなる施設にしたいと思っています。そのためにも、地元の皆さんとの会話を大切にしたいとも思っています。

島民の人も利用できるカフェ&レストラン

ホテルとしてオープンするとはいえ、この地は地元の方が長きにわたり大事にされてきた場所。大浜地区の方にお話を伺ったところ、昔は田んぼや畑があり、小さい頃は自分達の遊び場だったという話も。であれば、ホテル関係者だけで独占するのはどこか違うと考え、カフェ&レストランについてはオープン当初から島民の方もご利用いただけます。新年会や忘年会などの各種会合はもちろん、友人たちとの懇親会や、コーヒー1杯からでもご利用くださいませ。そしてぜひ、カフェ&レストランでは大いに五島弁で会話してください。

株式会社カラリト
代表取締役 平﨑 雄也

1984年生まれの37歳。熊本県出身。
2020年7月に福江島に移住。
食べることと酒を飲むこととが何よりも好きです。

皆さまのフォローをお待ちしております
施設がオープンする8月までの間、Instagramでいろいろな情報を発信していきます。恐らく、このfully夏号が発刊している頃には、ホテルの予約サイトも完成しているはず。そして、ゆくゆくは、敷地内で宿泊者も地元民も楽しんでいただけるようなイベントを開催していきますので、ぜひフォロー願います。

カラリトは一緒に働ける方を募集しています!

五島を知る うどんすくい【新上五島町】

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うどんすくい

鍋で茹でたうどんを直接すくい上げながら食べる五島うどん地獄炊き。あご出汁でいただいたり、生卵に生醤油や薬味を少し加えていただくのもおいしいですよね。

 地獄炊きを食べるとき、つるつるとした五島うどんをすくうのに便利な「うどんすくい」のことをご存じな方も多いと思います。今回は、新上五島町の有川地区における「うどんすくい」の話を少しご紹介したいと思います。

 この「うどんすくい」ですが、あの独特の形状のことや、いつ頃から使われ始めたのかはよくわかりません。町のことに詳しい70代の方に伺ってみたところ「確か4~50年位前に、”これは便利だ!”ということで町内にバァッと広まった」と言われていました。

 また、ある50代の方は「俺が子どもん時はなかったもんね」とも言われていたので、やはり50年程前に広まり始めたのかもしれません。 さてここで、「うどんすくい」のエピソードのひとつ。

有川地区に「太田」という集落があるのですが、ここで暮らしている70代の方が「もう随分昔の話だけど、私が子どもん頃は家の畑で育てた米や麦や芋を収穫するとき、家族や親せき総出で作業ばしよってね。そのお昼ご飯に地獄炊きば作ってよく食べよったとよ」と話してくれました。

 畑の一角に農具の保管を兼ねた休憩小屋が建てられていて、昼食時にはそこで火を起こし、大鍋で茹で上げたうどんを、うどんすくいでよそって食べていたそうです。

太田では、籠や笊といった農具や漁具などを竹を使って作っていたこともあり、「うどんすくいも一緒に作っていたのでは」ということでした。

 このような話は太田に限らなかったようで、「およ~、畑でうどんば、よう食いよったぁ」とか「ほら、〇〇さんがうどんすくいば作りよったじゃない」といろんな地域の人たちが話をしてくれました。

 うどんすくいは郷土料理ではありませんが、これに似た温かいものを感じてしまうのは、筆者だけではないかもしれません。

有川の町並みを一望できる鯨見山からの景色
家庭で食べるときの地獄炊き

松本さんとうどんすくい

 上五島の北部にある奈摩湾。その沿岸には2001年に国の重要文化財に指定された青砂ヶ浦天主堂、東シナ海に沈む夕日が見られる矢堅目公園や白草公園などの人気スポットがあります。

このほとりにうどんすくいを作っている方がいると聞き、話を伺ってきました。松本茂(87)さんは、うどんすくいを15年近く作られてきた方です。

 「近頃は体調を崩してしまってうどんすくいを作っていませんが、前職を退職したのを機に作り始めました。」と松本さん。

そのきっかけを伺ったところ、意外にも、うどんすくいの存在を知らなかったそうです。

 「町の土産品店で初めて見たんですが、〝こんな便利なものがあったんだ〟と、その時に知りました。」暫くして、自分も作ることができるのでは、と思い立ち作り始めたのがきっかけなんだとか。

 偶然にも、うどんすくいの材料となる竹が松本さんが所有する山に育っていたので、その竹を切り出し、そこから1年ほど乾燥させて、ようやく使うことができるようになるそうです。

様々な工程を経て作られる松本さんのうどんすくいですが、その特徴はうどんすくいの歯が8本ということ。「最初は5本で作っていたのですが、大工をやっている知り合いから〝うどんすくいの歯は8本がベスト!〟と教わったので、そこからは8本歯のうどんすくいを作っています。」と松本さん。

 実際に使ってみると、掬い取る量とお椀に入れるときに切れが良くとてもスムーズにうどんを食べられます。歯の数もさることながら、歯の長さや柄を握ったときの感触、そして、使用時にうどんすくいが滑って鍋の中に沈まないように柄の部分にストッパーを付けていることなど、松本さんの工夫が至るところでみられます。

「体調が戻ったら、また作り出したくなるかもなぁ」と笑顔の松本さん。「◯」に「茂」の焼印が入ったうどんすくいが、町の土産品店に並ぶのはもうすぐかもしれません。

 

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022夏号

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ④

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秋口から冬に獲れる「カマス」「クロムツ」

夏が終わり、秋に近づくと本格的なシーズン到来となる「カマス」。

主な漁法は定置網ですが、陸からの一本釣りでも釣ることもできます。小柄ながら歯が鋭く、針を外す際は相当暴れるので、注意が必要。干物で食べられる事が多いですが、脂がのった9~11月の時期は刺身がとっても美味しいですよ。手頃なサイズなので捌きやすく、塩焼き、干物、刺身、練りものなどの料理にも使いやすいです。

 アカムツ(別名ノドグロ)と並ぶ高級魚とも言われている「クロムツ」は、その名の通り黒っぽい色をしていて、ギョロッとした目玉が特徴。

おもに、定置網で漁獲されています。

若い魚は沿岸でも釣れますが、大きなものを狙うならやはり沖釣りです。寒くなると身に脂肪を蓄えるため、脂がのって甘く、絶品!まずはお刺身がおすすめの食べ方ですが、干物にして焼くと、たっぷりの脂がジューシーで、これまた絶品ですよ。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

五島を知る ばらもん凧の飛ばし方と伝統工芸士「野原 権太郎」【五島市】

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「子供の頃、自分で作った凧が全然飛ばなかったのは何故なんでしょう?」長年の疑問を、五島ばらもん凧販売店「五島民芸」の三代目、野原一洋さんに聞いてみました。

 すると即座に返ってきたのが「それは『糸のつけ方』がよくないからじゃないのかな。」という明確かつ意外な答え。凧の形?重さ?それとも組み立て方?等々、凧そのものに問題があるのかと思いきや、飛ばすための最重要ポイントは「糸のつけ方」だったのです。

ばらもん凧の場合、凧の真ん中を通る軸の、上から約3分の1の所(鬼の鼻の頭くらい)に中心となる糸をつけ、そこを基点として凧の全長の2倍の地点で糸を一つに集めればまず間違いないとのこと。後はバランスを考えて荒縄の尻尾を付け、左右には房を付けます。

糸のつけ方を説明する野原一洋さん そして、ばらもん凧を飛ばす時にもう一つ大事なのが「音」。頭の部分に凧と同じ長さの弓を付けると、そこに風が当たって唸るのです。その音は「ブーン、ブーン」と独特の音を発し、鬼岳の草原に響き渡ります。

 野原さんの祖父で「五島民芸」の創業者でもある野原権太郎さんが生まれ育ったのは五島市奥浦町、中でも山深い奥ノ木場地区。そこでは旧暦の3月3日に、皆で重箱を持って田んぼに出かけ、ご馳走を食べながら凧揚げをするのが習わしだったそうです。その日は新暦で言えば4月の初め頃。「その頃に吹く安定した北風が、凧を揚げるのにちょうどいい風だったと、じいちゃんに聞いたことがある」と孫の一洋さん。

昭和2年、五男四女の末っ子として生まれた権太郎さんは、わずか2歳で父親と死別。戦争中、年上の兄たちは兵隊にとられ、姉たちは嫁ぎ、家に残ったのは権太郎少年ただ一人。学校までの険しい山道を毎日通いながら、母を助けて牛を飼い、田畑を耕す日々。

 20歳で結婚してからは、生活苦のために何度も出稼ぎに行き、奥ノ木場に戻って来てからは山奥で炭を焼き、町へ売りに行く日々。このままでは先が見えないと、昭和30年に福江の町に引っ越すも、土木作業や行商、船の仲士にブロイラー飼育、うどん食堂に鮮魚店と職を変えます。

しかし鮮魚店時代、空港勤めの親戚に「何か良か土産物はなかっか」と相談されて、以前から趣味で作っていたばらもん凧を土産品として販売することになり、転機が訪れます。空港に置き始めたばらもん凧が、デパート関係者の目に留まり、東京のデパートの物産展に行くことになったのは、権太郎さん46歳の秋のこと。それからは、あれよあれよという間に各地のデパートから「ひっぱりだこ」となり、平成5年には県の伝統的工芸品に指定、権太郎さんは伝統工芸士に認定されました。

平成5年オープン当時 早くに父親を亡くしたが故に、子どもの頃から自分で凧を作っていた経験や、苦難続きの半生の中で培われた不屈の精神で野原権太郎さんは人生を切り拓いていったのです。

さぁ私たちも鬼岳で凧を飛ばしてみませんか?ポイントは「正しい糸のつけ方」です。そうすれば、ばらもん凧も人生も、高く高く舞い上がることでしょう!

取材先:五島民芸
TEL:0959-72-8591
WEBサイト:https://www.gotomingei.com/

 

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022夏号

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ③

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夏場に獲れる「イサキ」「アカハタ」

盛漁期には、200g~1kgサイズで大量に漁獲される「イサキ」。五島では「イッサキ」と呼ばれ、刺し盛りには必ず入るほどメジャーな魚です。脂がのっていて、大きければ大きいほど美味しいイサキの漁法は定置網や一本釣り。白身で柔らかく、刺身、煮付け、塩焼きなどで食されます。ただ、細かくて鋭く硬い骨があり、喉に刺さると抜けなくなると言われているため、お子様に食べさせる時はお気をつけください。

 美しい赤い色が特徴で、五島では別名「アカジョ」とも呼ばれる「アカハタ」。根魚といい岩礁帯に生息している魚で、定置網のほか、岸から狙ってルアーでも釣ることもできます。「アカハタ」という名の通り、ハタやクエの仲間で、高級魚の一種。透明感のある淡白な白身で、刺身はもちろん、煮つけや鍋、味噌汁も出汁がたっぷり出て美味しいですよ。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ②

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春に獲れる魚「マダイ」「イシダイ」

祝い事や祭事に欠かせない「マダイ」。主な漁法は定置網、一本釣り、刺し網などで、刺身はもちろん、煮付け、塩焼き、潮汁など、料理の幅が広い魚です。五島では、この桜色の美しいタイの出汁を使った「五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー」という商品が開発され、人気を博しています。

 春先から主に定置網で水揚げされる「イシダイ」は、黒とグレーの縦縞模様が特徴で、多くは活魚の状態で島外に出荷されます。貝や甲殻類の殻をかみ砕くほどの強靱な歯を持つ魚で、一本釣りで釣るには、かなりのテクニックが必要な幻の魚と言われています。釣り餌はトッポガン(蟹)、ガンガゼ(ウニ)などで、事前に餌取りをして、万全の準備で挑む方も多いようです。皮焼きの刺身は絶品なので、ぜひ食べていただきたい一品!

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ①

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四季折々で楽しめる釣りの聖地

福江島は、五島列島の中でも一番南に位置するため、黒潮(対馬暖流)の影響を受け、釣りスポットとして大変人気の島。初心者におすすめな堤防釣りを始め、磯釣り、船釣り、筏釣り、瀬渡しといった様々な釣りスタイルを満喫できます。

 また、福江島では、回遊する魚を誘い込んで獲る日本古来の漁法「定置網漁」が盛んに行われていて、春にはマダイやイシダイ。夏場はイサキ、カンパチ、イシガキダイ、アカハタ。秋口から冬はヒラマサ、ブリ、メジナ、クロムツ、カマスなど、多種多様な魚が水揚げされています。これらの魚は、ポイントこそ見極めが必要ですが、餌や仕掛けなどのバリエーションを変えることで、船や陸からの一本釣りでも狙えます!


 海に囲まれた福江島。アジ釣りなどは、季節を問わずできるので、思い立ったら釣具店で道具をレンタルし、近くの海に出掛けてみてはいかがでしょう。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑩

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Bar Rus

五島の幸と生ビールが、お腹を満たしてくれて幸せな気分。だけど、もう少し楽しみたいと足をすすめるのは、福江商店街アーケードを渡り徒歩3分のところにある「Bar Rus」。

 2017年5月にオープン。周囲の居酒屋からも近く、モルタルのグレーの外壁に、所々描かれたお酒の銘柄のロゴがアクセントとなり粋な外観。デジタルサイネージを利用した店舗紹介と、フラワーアレンジが施されたウインドウディスプレイに惹かれて店内へ。


 優しげな店長・原塚和輝さんが迎えてくれます。


 店内は、ブルーを基調にしたLEDに赤いイス。

大きなテレビはカラオケやスポーツ観戦もでき、お店を訪れた人たちが繋がりあいを楽しんでほしいとの心配りも。ノリの良いR&Bが、ほろ酔い気分をアゲてくれます。

カクテル好きな人には、ぜひ訪れてみてほしいお店です。店長の原塚さんおすすめは、旬のフルーツを活かした「フレッシュカクテル」。

今の時期は、いちごが人気。数量限定とのことなので、いちごのフレッシュカクテル目当てに行くのもおすすめ!


 ちなみに「Bar Rus」と姉妹店の居酒屋「松雪」も気になるところですが、次回に乞うご期待。

住所   〒853-0002 長崎県五島市中央町3番地4

TEL   0959-72-6911

営業時間 月・水〜金・日 open 21:00 last5:00
     土       open 20:00 
定休日   火曜日

飲み放題3,300円 (チャージ300円)

軽食あり

駐車場1台 Wi-Fi完備

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび