五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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みやこ別邸Villa Miyako

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一日一組
五島を楽しむ温泉宿

荒川のかけ流し温泉を使い、心休まる個室温泉設備を整えています。天窓から明るい日差しが差し込むリビングには、厳選したインテリアを配置し、最大限くつろいでいただける空間にしております。カップルはもちろん家族でも利用できる一棟貸し施設となっておりますので、五島で贅沢な時間を過ごしたい方はぜひご利用ください。

クーポン 直接予約で10%引き(クーポンの利用はこちら

店舗情報

TEL 0959-76-3676
住所 五島市玉之浦町荒川265五島市江川町10-6

 

Studio Rainbow

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フォトウエディングプラン新たにできました

七五三、成人式撮影プランもあります。その他、お気に入りの場所での家族写真など気軽にお問い合わせください。

メニュー

◆ スタジオ撮影 休止中

◆ ロケーション撮影 15,000円~(1時間)

クーポン 撮影料金1,000円割引(クーポンの利用はこちら

店舗情報

TEL 090-8766-6380
住所 五島市長手町181
支払方法 現金
営業時間 10:00~18:00
休み 不定休
駐車場 あり(2台)

 

五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2022冬号 表紙の顔

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fullyGOTO2022冬号 表紙の顔 長江 夢果さん

今回表紙を飾ってくれたのは、長江 夢果(ながえ ゆめか)さん、18歳。通信制の学校に通う現役女子高生です。生まれ育った上五島の一番好きな場所は、冬の蛤浜。夏とは違った美しさを感じるそう。将来はファッションに関わる仕事がしたい。そしていつか上五島に洋服屋さんをオープンするのが夢。そんな夢果さんに、いろんなお話を伺いました。

しっかり者の10代

夢果さんは現在18歳。一般的には昼間学校に通い勉強や部活に打ち込み、週末は趣味や遊びに時間を使うであろう年齢。しかし彼女の日常は全く違います。夢果さんが1日フリーなのは週に1日のみ。それ以外は毎日勉強とバイトの日々。飲食店のバイトをふたつ掛け持ちし、昼夜バイトの日もあります。そう聞くと一見大変そうに思えますが、彼女はよく話し、よく笑い、とても幸せそう。「通信制の高校はお金がかかるし、卒業後は専門学校に進むので、少しでも両親の負担を軽くしたいと頑張っています。夢のためなので全く嫌ではないし、むしろ人生勉強になっています。職場の環境もとてもよく、毎日楽しく働かせてもらっています。」本当に18歳?と疑うほど、考え方がしっかりして気遣いもあり、すでにアイデンティティが確立しているように感じます。

人生は何が起こるか分からない

夢果さんは現在高校3年生ですが、一度は上五島の全日制の高校に入学しました。しかし1年生のある日突然体調が悪くなり、数日休んだことをきっかけに、その後学校に行けなくなってしまいます。病院に行っても特に体に悪いところはなく、「行きたいのに行けない」自分の身に起こっている事が理解できないまま、不登校の日々が続きました。その後両親ともよく話し合い、休学ではなく通信制に変更することを決意。高校2年の夏でした。今は月に2回、長崎に通学する以外は、自宅で学習しています。「思いがけないことでしたが、今の形態が自分には合っていたんだと思います。あの時、私の気持ちを尊重してくれた両親には本当に感謝しています。」

現在の暮らし

休日は近所に住んでいる6歳と2歳の従兄弟と遊ぶのが定番。「保育士の道も考えたほどの子ども好きで、何時間でも遊んでいられます。しばらく合わないとロスになるほど私の癒しの存在です。」趣味はファッションと音楽と読書。「通学で長崎に行った時は、お気に入りの古着屋さんにいつも立ち寄っています。可愛い服はテンションを上げてくれます。将来はそんなワクワクをたくさんの人に届ける仕事をしたいなぁと思っています。音楽は、基本古い曲が好きで、父がよく聞いていた『ブルーハーツ』が特に好きです。読書は、人生論などの自己啓発系が好み。本を読むことで、自分を肯定できるようになり、すぐに考え込む性格も、短所ではなく長所だと捉えられるようになりました。」

今後の計画

高校を卒業したら、福岡の服飾専門学校に進むことが決まっているという夢果さん。「今年の夏くらいまでは卒業後は地元で就職するつもりだったんです。でも卒業が近づくにつれ、自分は本当は何がしたいのか、自分らしさとは?など、考え込むうちに、心のすみにあった気持ちに気づいてしまって。両親にはまた負担をかけてしまうことにはなりますが、私が自分らしく幸せに生きることが、両親や周りの人たちへの恩返しにもなるのかなと、今は思っています。そしていつか上五島に戻って洋服屋さんをオープンして、できればブランドも立ち上げたいと思っています。専門学校のオープンキャンパスにも一人で行き、だいぶ度胸もつきました。この先も困難なことが待っているとは思いますが、持ち前のチャレンジ精神で乗り切って行きたいと思っています。」 今の時代、「やりたいことがない」「自分は何をしていいか分からない」そんな若者が増えているとよく聞きます。夢果さんのように夢や目標を明確に持ち、それを叶えるための道筋も自分で考え、また周りの人への感謝や愛情に溢れた若者に出会えたことに嬉しさを感じました。名前の通り、夢を果たすことができるよう、頑張ってください。応援しています!

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022冬号

 

第33回 五島で輝いている人

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夢人 yujin 代表 山端 誠志郎さん

福江の新栄通り商店街の一角のシャッターが6年振りに開き、ミニ四駆専門店に生まれ変わります。店主は崎山出身の山端誠志郎さん。高校卒業後、自動車部品メーカーへの就職で島外へ。車の試作品を一から設計する仕事をしていました。

 そして約3年前に趣味としてミニ四駆を始めます。住んでいた場所はミニ四駆が盛んで、どんな場所からも車で30分以内にはコース設置のお店があるほど。子供から大人まで楽しめる場所で、山端さんもミニ四駆仲間が増え、週末はミニ四駆に費やすように。

 ミニ四駆のレースは、タミヤ主催の公認競技会と、全国のミニ四駆ステーションで行われる大会があります。始めて約一年で、お店のコースのタイムは負けなしとなった山端さんは、各地ステーションの大会を回り始め、日本一に輝きます。今では、大会のコース設計を頼まれたり、YouTubeチャンネルのゲストとして呼ばれたりと、ミニ四駆関連の多方面でも活動しています。


「子供から大人まで、同じ空間で皆が楽しめる場所が作りたくて。
五島でも、ミニ四駆を一緒に楽しめる仲間がたくさんできるのが夢です。」山端さんがこれまでに訪れたミニ四駆ステーションでは、時には飲食を楽しみながらコースを走らせるなど、その場の楽しみ方は多様だそう。「この建物は奥や2階もまだまだ空間がたくさんあるので、1階奥は作業場、2階は宿泊所と飲食を提供できる場所にもしようと思っています。宿泊ができるようになれば、1日中ミニ四駆三昧な時間を過ごしてもらえるかなと。全国のミニ四駆チームも五島に来たいと言ってくれているので楽しみです。」

 実際に山端さん制作のミニ四駆の走りを見せていただくと、あまりの速さに呆然としてしまいました。長いコースにも関わらず、一瞬で周りきり、目で追うのもやっと。山端さんの強みはやはり、車の設計の知識、技術、経験があること。早さを追求した山端さんの車体は非常に軽く、あらゆる工夫が詰まっています。「30代の世代の方などは、小学生の頃ミニ四駆に触れた方もいるのではないでしょうか。でも、加工となると難しかったりして、断念してしまったという話も聞きます。なので、もっとたくさんの人に楽しんでもらえるように、ここに来てもらえれば自分がサポートします。とにかく一度手ぶらで来て、1個作って走らせて、楽しんでもらえたら嬉しいです。」 山端さん設計制作の、加工作業をしやすくするためのツールも販売。専門店への卸しから、オンライン販売に加え、店頭でも購入する事ができます。また、コースも定期的に変更し、いろんなコースで走りを試せるそう。

「いずれは大会も主催して、五島出身のレーサーが増えていったらいいなと思っています。」何より自分自身が好きなことだからと、楽しそうにコースを組み立てる様子からも、新たな子供と大人の遊び場として賑わう光景が浮かびました。

素人から玄人まで、誰でもミニ四駆の制作・加工・走行が楽しめる「夢人yujin」。ミニ四駆が好きな方や、モノづくりがしたい方、親子で楽しめる趣味をお探しの方など、ぜひお店を気軽に尋ねてみてください。

 

夢人 yujin

2022年11月22日OPEN

電話:050-8885-8186

住所:〒853-0002 長崎県五島市中央町6-28

営業時間:土・日・祝 14:00~21:00

 

twitterで山端さんのミニ四駆活動が見られます!

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022冬号

【五島を知る】五島の民謡【五島市】

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 民謡と聞くと、どんなイメージが思い浮かぶでしょうか?大昔の歌・伝統・おばぁちゃんしか知らないもの……。筆者はそんなことが頭に浮かんできました。「誰が作ったの?」、「いつが始まりなの?」など考え出したらきりがありません。

民謡の歴史を語る中村さん

 そんな民謡を学芸員として歴史的な目線から研究し、今も歌い継いでいるのが中村真由美さんです。資料館に勤めていた中村さんは退職後、五島の民話や民謡を本格的に勉強し、伝えていく活動を始めたそうです。

 五島の民謡では特に歌われることの多い、「岐宿の子守歌」という曲があります。子守歌という位ですから、母の愛情を赤ん坊へ歌った曲なんだろうかと想像したところ、「この歌は恨み節なんですよ」と中村さん。時代背景をお聞きしたところ、五島藩で最も長寿であった27代藩主である盛道公の時代までさかのぼるそう。藩は財政難の対策として、百姓や漁師、職人の家の長男・長女を除く子どもを3年間、武家の屋敷等で働かせる「三年奉公」という制度を作りました。その労働はとても過酷で、人権を無視したような耐えがたいものだったといいます。恨み節とはその労働に向けられたものであるというのですから、とても歌のタイトルからでは想像がつきませんよね。多くの人が語ってきた様々な「恨み節」。最終的にはそれらを集めて、五島の郷土史家である故・松山勇さんが1曲にしたのが、「岐宿の子守歌」だということです。

中村さんの話を熱心に聞くツアー客

 「当時の人たちの暮らしがどんなものであったのかを思い浮かべながら聴くと、よりその民謡に入り込むことができますよ。」と中村さんは言います。民謡は特定の作詞・作曲者がいるわけではなく、時代とともに歌い継がれてきたものが形を変えたり、その地区の色になったりして出来上がっていくもの。

 「五島さのさ」もそのひとつで、こちらの民謡の起源は藩政時代(藩政が行われていた江戸時代)だといわれているそうです。「さのさ」の民謡自体は他の地域にもあったのですが、五島に行き来する船の船乗り達が歌っていたものを現地五島の人間が覚え、長い年月を経て五島流になったのが「五島さのさ」。現代のようにピアノやギターで作曲ができる訳ではなく、頼りになるのは人の口から奏でられたメロディーと歌詞のみ。正確な楽譜がないからこそその地域の特色に染まり世の中に馴染んでいく、何ともロマンにあふれるものです。

「武家屋敷ふるさと館」でのツアーの様子
手拍子に合わせて民謡を披露

 そんな民謡の今後の課題と言えるのが、歌い継ぐ活動ができる後継者がいないということ。「今も探していますが、なかなか…。」と中村さんもこの先の民謡をどうやって伝承していくかに不安があるとのことです。現在、中村さんは民話や民謡を子どもたちへ語り継ぐ活動や、ホテルに宿泊した観光客へ向けて披露していますが、その活動ができるのは、今や五島市では中村さんひとりしかいないという状況。

観光客とのふれあいも

 「沖縄に旅行に行けば、必ずお店やホテルに三線や歌を披露する人がいます。五島でもそうやって、来てくれた観光客の方をおもてなしができればと思います。見世物小屋のように、日替わりで五島の伝統芸能を披露できるような場所が出来ればきっと夜の街も賑わうと思います。私の夢のようなものですね。」と中村さん。民謡の伝承や歌を披露することに興味がある方はぜひ、中村さんに相談してみてはいかがでしょうか?きっと大歓迎です。

 

最後までお見送りをする中村さん

 歴史を振り返ることは興味深く、知れば知るほど楽しいもの。そして先人が伝えてくれた文化を芸能として披露するということは、多くの人に喜んでもらうことができ、島の未来に繋がるとても大きなエネルギーを持ったものだと感じました。何気なく聞いて育った懐かしいメロディー。もう一度意味を考え直して、身近な人に伝える所からはじめてみませんか?あなたの語ったその一節が、知らないうちに歴史になる日がくるかもしれません。

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022冬号

【五島を知る】青方岩家観音【新上五島町】

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新上五島町青方郷に青方観音岳。ふもとの住宅地から車で5分ほどの山の中腹に岩家観音の鳥居があり、ずらりと並ぶ13体の水かけ地蔵が迎えてくれます。

 鳥居から続く参道の階段を上ると茶屋があります。ここを起点に参道を進むと、弘法大師(空海)と伝教大師(最澄)の立像がある広場、岩屋の石窟、そして室町時代のものとされるご本尊「十一面観音菩薩」が祀られている「岩家観音堂」に辿り着きます。また、上五島新四国八十八ケ所の第30、32、33、34番の石仏、さらに奥の山道には、くさりを使って登る「くさり観音」や青方の町を一望できる展望所があり、茶屋へ続く坂を下って、一周巡ることができます。

青方の町並みが一望できる
大陸を見つめる弘法大師(左)と伝教大師(右) 
入口がさらに狭い「西の院」

 

二か所の石窟は「奥の院」と「西の院」と呼ばれ、どちらも大人がギリギリ通るぐらいの狭い入口で、中へ入ると十一面観音や不動明王、薬師如来立像、弘法大師の石仏が安置されています。石窟の中で参拝をすると、ひんやりした空間に心が静まり、石仏に手を合わせながら厳かで神秘的な気持ちに。昔の人もこうやってお参りをしていたのかなと、思いを馳せました。 

 伝えによれば、およそ780年前のこと。この山の上に毎晩のように光が現れ、村人たちが不安がっていました。ある夜、青方の長福寺の寺僧、門永禅師の夢枕に観音様が現れて「われを光明の現れる地に勧請せよ。長く庶民をして安堵せしめん」と告げ、それが三日間続きました。門永禅師は夜が明けてから山に登り、生い茂る樹木の中を探し続け、奇岩が重なり洞窟となっているところを見つけました。そして、その場所に観音様をお祀りしたところ、それ以来、光明は現れなくなったそうです。

奥に進み入ると弘法大師様が

 観音堂に祭られているご本尊は、「33回開眼法会」の法要で平成18年(2006)に第23回目の法要が行われました。

 普段は、観音様の石仏やお地蔵様たちがじっと佇む静かな森ですが、毎年1月17日、18日に開催される「岩家観音大縁日祭」には、新年のご祈願や参拝に町内各地から多くの人が訪れ、茶屋では絵馬やお守りを手にする人で賑わいます。

参拝客をあたたかく迎える茶屋


名ガイドの太田慎五さん

勉強熱心で、各地のお観音様にも詳しい太田さん

令和4年1月、この大縁日祭に初めて訪れた際に「初めて来られたってですか?案内しますけん」と、保存会のメンバーである太田慎五さん(72)が、岩家観音はもちろん石仏や歴史など、その豊富な知識と軽快なおしゃべりで観音堂の周囲を案内してくれました。

岩家観音を案内する名ガイド

特に印象深かったのは、石窟を過ぎて少し山道を登った所でのこと。太田さんが「ここから見てみんですか」と、積み重なった石を少しずらすと、そこに明かりが差して石窟の中に石仏が見えるではありませんか。落ち葉に隠れ、気づかずに通り過ぎてしまう場所でも、ここを知り尽くす太田さんだからこそ、見せてもらえた仏様でした。上五島歴史と文化の会会員である太田さんは、ご友人と共に「上五島新四国八十八ケ所」の石仏を85体探し出し、文化講座で発表されたほどの歴史好きで勉強家。まさに青方岩家観音の名ガイドです。 さらに、雅号「愛蓮」、俳号「栗石」として書や短歌を嗜みます。岩家観音の参道には、太田さんの作品とも言うべき案内板があり、天然木の板に躍動感のある美しい書体が書かれています。茶屋や各ポイントに掲示してある書もほぼ太田さんによるもの。

 歴史と自然が融合する風景に書があると、どこか懐かしく豊かな時間を感じられます。 また、その場で紙とペンを取り出し、出会った人の名前や浮かんだ言葉からインスピレーションを得て、さらさらと即興で短歌を作るという才能もお持ちで、茶屋には太田さんが書かれた短歌が置いてあり、自由に持ち帰ることができるそうです。さて、次回の「岩家観音大縁日祭」開催は、令和5年1月17日、18日。初日は夜間も明かりが灯され、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を味わえます。年に一度だけのこの大縁日祭。新年のご祈願はもちろん、保存会メンバーのみなさんとの交流も楽しんでみてはいかがでしょうか。

即興で「上五島」をお題にした短歌を作ってくれました

【掲載先】fullyGOTO2022冬号

【五島を知る】自分の中のアートを呼び覚ます【小値賀町】

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 芸術の秋。と言っても、島に暮らしていると芸術やアートに触れられる機会はあまりありません。
昔、小値賀島には「布袋座」という劇場があり、神楽やお芝居などの興行が打たれ島の人々の文化芸術や娯楽の拠り所となっていましたが、現在では建物さえ無くなってしまっています。今では、そもそも芸術とは何か?よくわからない、なんて言われることもしょっちゅうです。

島民の家にお邪魔したアーティスト

 だからこそ島で芸術やアートに触れる機会をつくろう、文化・芸術の観点からまちづくりを考えてみよう、と4年前に「布袋座二〇一九」という有志団体として立ち上がりました。 「アーティスト・イン・アイランド」という事業に力を入れていて、毎年、島外のアーティストに滞在して頂き、島民と交流しながら作品制作等を行って頂いています。

小値賀中学生とのワークショップの様子

 島の海はきれいです。
何もなくてもそれだけで幸せを感じることがあります。心が動かされたならばそれはそれでアートなのかもしれません。
 でも、日々晴れやかにハッピーに過ごせることばかりではもちろんなく、暮らしていれば悲喜こもごも様々なことが起こるものです。

お年寄りとの写真コラージュワークショップ

 気にも留めていなかったものに美しさを見出す。つくることや感じることでより広く深い世界とのつながりを知る。零れてしまっていたものの置き場所みたいなものを見つけられたりする。それが芸術やアートの良さだと思います。

島内「ofuroba」に貼る赤土タイルをつくるアーティスト
2021年度ギャラリー展示の様子

アーティストと会話したり、作品を鑑賞したり、または一緒に何かをつくることで、ここに暮らしているひとも訪れるひとも、小値賀島で自分なりのアートをみつけて頂きたいです。

【掲載先】fullyGOTO2022冬号

 

【五島を知る】宇久島神社の節分祭【宇久町】

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 宇久島神社の恒例行事「節分祭」。

神社入口から出迎えてくれる竹灯籠

毎年二月三日に行われています。立春の前日の節分の日、こよみの上では最後の冬の日ですね。

まずご紹介したいのは、このお祭り内で古くから続いている「火くぐり」の光景です。

火くぐりの模様

これは宇久島の方言で「火こぐり」とも呼ばれています。起源は不明ですが、持参した古くなったお守りやお札などをお焚き上げし、その火に当たると一年間の厄落としになると伝わっているものです。子どもたちはよくジャンプして火を飛び越えていますが、じっと火に当たるだけでもいいそうです。

社殿前に設置された「お多福面」

 次に、社殿前に設置される高さ2メートルはあろうかという大きなお多福面の型をした、「くぐり門」。
ここでは「福くぐり」が行われます。お面の口をくぐり参拝するとご利益があると言われています。これは主に福岡の神社を中心に行われていますが、宇久島神社の月川宮司が福岡の櫛田神社に勤めていた事もあり、昭和五十四年にお面を手造りして始められたそうです。

境内に置かれているたくさんの竹灯籠

 境内には、たくさんの竹灯籠が置かれます。これらは宇久島の竹細工職人の方々によって制作されたもので、平成二十九年から置かれるようになりました。年を追うごとに数を増やし、新しい形のものも作られているそうです。竹灯籠の中で揺らぐロウソクの灯を見ていると、とても幻想的で癒されます。

竹灯籠のロウソクの灯

 季節を分けると書いて節分。新しい季節を気持ちよく迎えるために、宇久島神社の節分祭の機会にぜひ参拝されてみてはいかがでしょうか?

【掲載先】fullyGOTO2022冬号

KIMASOREA

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店舗情報

TEL 0959-76-3633
住所 長崎県五島市吉久木町731
HP https://www.kimasorea.com/

 

しま味彩

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一番どりが引越して、新しく店舗名が「しま味彩」となりました。

ご年配の方もご来店頂き、ごゆっくりしていただけるよう、全席椅子席に改装しました。お料理は、要予約になりますが、居酒屋では珍しい、洋風や中華風を交えた五島三昧コースもございます。是非ご来店よろしくお願いします。

メニュー

◆ 串揚げ
◆ 刺身
◆ 魚料理
◆ ジビエ料理(予約制)
◆ 一品料理
◆ 馬刺

店舗情報

TEL 0959-75-0551
住所 五島市末広町2-2
支払方法 現金、paypay、カード
営業時間 18:00~22:00
休み 日曜
平均予算 4,000円前後
駐車場 あり(隣 コインパーク)