fullyGOTO2024 冬号 表紙の顔 平山成美(ひらやまなるみ)さん
今回の表紙の人は、福江島出身の平山成美(ひらやまなるみ)さん23歳。
福江町にある松尾整形外科で看護師として働いています。「先生のサポートをしたり、患者さんのリハビリを手伝ったりするのが主な仕事です。患者さんと他愛のない会話をする時間がとても楽しいです。」撮影中も最初から最後まで笑顔が絶えず、撮影班も楽しく撮影取材できました。
地元で働くために
小さいころから五島でずっと暮らしたいと思っていたという平山さん。メイクアップアーティストに憧れたこともあったそうですが、高校卒業後は諫早の看護学校に進学しました。それも島での就職を見越しての事。「同じ県内ですし、とても遠いところなわけではないですが、ホームシックで・・・本当にさみしくて、毎日実家に電話するほどで、早く島に戻りたかったです。」家族ととても仲が良く、幼少期は祖父母とも暮らしていたそう。「一人っ子なので、そばに居たいという思いがやはりあって。今は実家から出て独り立ちもしていますが、近くに居られるのはうれしいです。」
大好きな地元奥浦
奥浦地区出身の彼女は、好きな場所を聞くと迷わず奥浦の土地が。「宮原教会堂の脇の道を進むと、ベンチがある場所があって。そこは行ったらすごく落ち着くし、景色も綺麗で大好きな場所です。」ベンチのある場所までは道も舗装されていて、ベンチからは半泊の美しい海も見えるのでおすすめです。 好きな景色を見にドライブするのも好きということで、行った先での楽しみ方を伺うと、素敵な趣味が。「絵を書くのも大好きなので、いろいろな景色を絵に書いています。」繊細な描写と、やわらかいタッチが平山さんの朗らかな雰囲気とマッチしていて、癒されました。
朝の楽しみ
話を伺うともう一つの趣味が。「料理がとても好きなので、家族にご飯を作ったりもします。毎日お弁当を作るのですが、最近はキャラ弁を作るのにハマっています。」得意料理を聞くと「うーん、これというものが・・・お弁当に入れるので、卵焼きは毎日焼くんですけど・・・」と悩んでいたのですが、お弁当の写真を見れば、むしろ何でも作れてしまうのだと納得です。
食事を通じてサポートしたい
そんな料理上手・料理好きな平山さんがいつかやりたいことが宅食サービス。「病院で患者さんに接していると、独り暮らしで食事を3食作るのが難しかったり、何を食べればよいか考えるのに困っていたり・・・。ケガを治すためにも、ケガをしないためにも、食事はとても大切ですが、ちゃんと食べる事って簡単なことではないなとも感じます。料理することは好きですし、今の仕事も好きなので、いつか宅食サービスのような、食事を通じて役に立てる事ができたらというのが夢です。」多彩で笑顔が魅力的な平山さん、これからも応援しています!
【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2024冬号