福江港から徒歩10分のところにある「福江武家屋敷通りふるさと館」では、太田代志子さんとゆっくりお喋りをしながら、五島に自生する植物などを使って草木染めを体験することができます。まずはじめに染液と媒染液作り。
染液は、約60℃のお湯に採取した実や花弁を投入し、しっかりと色素を抽出します。一番人気は「クサギ」と言われる木から採れる実。
五島の澄んだ海のような鮮やかなブルーに染まります。
媒染液は、布に染めた染液の発色の作用があり、たっぷりのお湯にミョウバンを溶かして作ります。
染液と媒染液が出来たら、いよいよ草木染めの作業に。作業工程は大きく分けて「染液→媒染液→水洗い」の3つ。これを3回繰り返します。色ムラが出来ないように、染液をまんべんなく浸していきます。
更に媒染液で余分な染液や汚れを落とすことで、仕上がりがより鮮やかに。作業を繰り返すごとに素材が優しい色に染まっていきます。最後は水洗いをしっかりして、よく乾かしたら完成!おしゃれ着洗い洗剤を少し薄めた水で手洗いをすると、草木染めの風合いを美しくキープ出来ますよ。草木染めのアイテムは肌触りがとても良く、老若男女問わず人気の体験。手作りのお土産なんて、旅の思い出にもピッタリなこと間違いなし!
■場所:福江武家屋敷通りふるさと館 五島市武家屋敷2−1−20 ■料金:ストール 3000円/ハンカチ・巾着 2000円
■体験時間:60〜120分 ■予約:前日12時までに(1人〜体験可能) ■連絡先:(一社)五島市観光協会 ℡0959-72-2083
■年齢制限:5歳〜(熱いお湯を使う作業があるので、小さなお子さんは大人の方と一緒に作業をしてください。)
fullyGOTO2019秋号掲載
【取材・執筆・掲載】fully編集部