オリンピックが無事に閉幕し、8月24日から「東京2020パラリンピック競技大会」が開催されます。長崎県ではすべての市で聖火を灯しランタンに入れ、8月16日に一つの聖火となります。8月13日、五島市では、五島の椿やヒノキを使って作られた「マイギリ」を使い火を起こしました。
本来は福江港ターミナル前芝生公園で開催予定でしたが、大雨により五島市消防本部での開催となりました。参加した市民の方が4つに分かれたロープを上手、下手と交互に引っ張り、摩擦により火を起こします。掛け声とともに息を合わせロープを引っ張ると中央の木から煙が上がります。小さな火種に息を吹き込むと大きな火へと燃え上り、たいまつに火を移し、聖火台へ灯します。聖火を運ぶためにランタンへと火を移し、長崎本土へ。いろんな人の想いが詰まった聖火を見ていると胸にグッとくるものがあり、コロナ禍の雰囲気をも一瞬忘れさせるようなパワーを感じました。
テレビなどでパラリンピックの聖火を目にすることがあればこの光景を思い出し、選手の皆さんを応援したいと思います。
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島市役所/facebook