ゴツゴツとした岩肌が特徴的な鐙瀬溶岩海岸。福江島のシンボルともいえる鬼岳が誕生する際、噴出した溶岩流が海水によって一気に冷却されできたものです。福江島の中で最も温暖な気候と言われている鐙瀬の地に約10kmにわたって海岸線を形成しています。
激しい岩肌により、海岸のいたるところにタイドプール(潮だまり)が点在しており、様々な生物が存在しています。この地形の特性に加え、対馬暖流による海水温の高さにより、温帯から熱帯域にかけて生息する生物がこの海岸でも確認できます。
海岸には遊歩道が併設されており、ゆったり歩きながら植物を観察したり、海岸を間近で眺めることができます。
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび