9時1分、「向小浦」バス停始発に乗車。「二本楠」までは来た時と全く同じ道を戻りますが、方向が逆なので、また違った景色や見逃した箇所をゆっくり眺めることができます。
市街地に向かう上りの便なので、乗客もポツポツと増え始めます。
始発からぴったり 1 時間、10時1分に「二本楠」バス停に到着です。運転さんに別れを告げ、ここで待ってくれている、富江行きのバスに乗り換えます。
10時3分に発車したバスは県道31号線を少し戻り、「三叉路(さんさろ)」バス停から細い山道へ入ります。
車がやっとすれ違える程の道幅の峠は、かなりの運転技術が必要ですが、前半は上り、後半は下りの坂道を縦横無尽に操るハンドルさばきは見ものです。
時々ちらりと海や平地が見えますが木々が深いので、ここは山の景色をしっかり楽しみましょう。
下りきった先の目の前には海。三叉路を右折したら海沿いの平坦な道を進み、富江の町に入ります。
交差点で国道384号線を少し進み、狭い路地に入り富江支所前を通過したら、10時27分、終点富江に到着です。
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび