田ノ浦港から車で30分(途中の道幅が狭いので運転には注意が必要です)。車を停め山道を10分ほど下ると見えてくるのが旧五輪教会堂。
隣の新しい教会堂と並び、静かで綺麗な海沿いに佇んでいます。海の透明度が高く、山からは鳥の鳴声だけが聞こえ、道すがらには山水と自生のクレソン。まさに日本の原風景そのもの。
この教会堂は現存する木造教会としては五島列島で最も古く、長崎県下でも大浦天主堂に次いで古い建物。和風建築の外観に対し、内部は板張りのリブ・ヴォールト天井という珍しい造りで、明治初期の貴重な建築物として国の重要文化財に指定されています。
予約をすれば教会守の方に島や教会の歴史を聞くことができるので、より深く教会堂の荘厳さを感じることができます。現在ミサは行われておらず、また世界遺産のため撮影には事前申請が必要。世界遺産の教会をめぐるツアーなどのチャーター船だと福江港から20分で着き、直接入り江から現地に入れるので、足腰の悪い方や小さいお子様連れにはこちらがおすすめですよ。
交通アクセス:田ノ浦港から教会近くの空地まで車で約30分(片道) 空き地から徒歩約10分
住所:〒853-2172 長崎県五島市蕨町993-11
営業時間:火曜~日曜 8:30~12:00/13:00~16:30 教会守駐在
ツアーのお問合せ:五島市観光協会 電話:0959-72-2963
※旧五輪教会堂の見学は(個人・団体問わず)事前連絡が必要です
♦連絡先:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター
♦TEL 095-823-7650/FAX 095-895-9690
♦対応時間:9時30分~17時30分※ホームページでも受け付けています。
また旧五輪教会堂の撮影や掲載をしたい場合は、撮影・掲載日の2週間前までに申請が必要です。五島市教育委員会 生涯学習課(文化財担当)電話:0959-72-7800(直通)
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび