更新日:2019年7月8日
五島市は、令和元年7月4日(木曜日)、玉之浦小中学校の小・中学生42名を対象に「命の授業」を開催しました。講師は、今年4月から地域おこし協力隊として玉之浦支所で鳥獣害対策に取り組んでいる野澤努さん。
授業では、野澤さんが、鳥獣害とは何か、何故起こるのか、動物の命を奪うとはどういう事かなど、イラストや本物のシカの皮を使って分かりやすく説明しました。
野澤さんが「シカを駆除することはとても辛いです。シカにも心があり、生きている。だからこそ頂いた命は無駄にしたくはない。みなさんも、命をありがたく頂くにはどうしたらいいのかよく考えてみてください。」と問いかけると、それぞれが真剣に考えた、シカのフンや皮の活用法を発表しました。時には、生徒達のユニークな発想に野澤さんが感心する場面も。
授業を受けた中学2年生の男子生徒は「駆除を可哀想と思うだけで終わらず、シカの命を将来どう活用できるかこれからも考えてみたいです。」と感想を述べました。